貧血と肝臓
貧血と肝臓には密接な関係がある
貧血は体全体に影響を及ぼすものです。体全体の酸素不足が主な原因なので、体全体に影響が出るというのも仕方のないことです。
そんな中、肝臓は貧血と非常に密接な関係があるのです。
肝臓は血液をきれいにするという役割を持っています。このように肝臓は血液に関係がある臓器なので、貧血とも関係があるのです。
肝機能が低下すると貧血に
肝臓は貧血と関係があるのですが、それどころか肝臓が原因で貧血に陥ることも考えられるのです。
肝臓は血液をきれいにする役割を持っていました。つまり、肝機能が低下すると、血液をきれいにする働きも弱まり、血液をきれいにすることが出来なくなります。すると、血液が酸素を運ぶ機能も弱まってしまう。こうして貧血が起きてしまうのです。
肝機能が低下することによる貧血は、鉄分などの栄養素は関係ありません。そのため、貧血は必ず鉄分が関係していると思い込み、鉄分の摂取だけを心がけていると、知らぬ間に貧血になってしまっているということもあるのです。
肝臓の病気の可能性も
肝機能の低下によって貧血が起きますが、肝機能の低下はどのような場合に起きるのでしょう。多くの場合は過度のアルコール摂取など、肝臓の負担になってしまうことや、ウイルスによる肝臓への攻撃などで肝機能が低下します。
さらに、肝機能が原因で貧血が起きる場合、肝臓の病気であることも考えられます。肝硬変や肝臓がんなどです。これらは放置しておけば命に関わることもあり得ます。
もし、食生活に気を遣っていても貧血気味だという場合には、肝臓が弱っている可能性も考えられます。そのような場合は、まず病院で診断をしてもらうことが、安心感にも繋がりますし、万が一の時には早期発見にも繋がります。
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