貧血と便秘

多くの女性が悩んでいる貧血。また、同じく女性が悩むものに便秘もあります。どちらも女性の敵のようなものですね。

そして、じつはこの貧血と便秘はかなり深い関係にあるのです。全く関係のなさそうなこれらは、お互いに誘発してしまう恐れがあるのです。

まず、便秘になった場合です。便秘になると貧血も誘発されることがあります。

腸内に溜まった便を押し出すために腸が常に動いていますが、腸の働きが鈍るなどの原因で便が押し出されにくくなってしまうことで便秘が起きます。

そのため、便秘になると何とか便を押し出そうと腸が活発に働きますが、このとき血液も腸に集中してしまいます。

すると体全体の血液が腸に行ってしまうために、貧血状態になってしまうのです。

また、便秘の時はトイレで力んでしまいがちですが、その時には自然と呼吸も止まってしまいます。これによって酸素不足になり、貧血状態になることもあります。

貧血になると鉄分の摂取といった対策をします。しかし、その対策方法によっては便秘を引き起こすことになります。

貧血には鉄分が重要ですが、鉄分をサプリで摂取する場合、副作用で便秘気味になることが多くあります。そのため、できる限りサプリには頼らずに食事から鉄分を摂取するようにしましょう。同時に食物繊維を取ると、便秘の予防にもなります。

また、貧血は体全体の酸素不足を引き起こしますが、腸が酸素不足になることで腸の働きが鈍り、便秘になるといったことも考えられます。

このように、貧血と便秘は非常に密接にかかわっています。どちらかが悪ければ誘発してしまいます。そのため、両方を同時に対策していくことが、女性にとって大切だと言えます。