貧血としびれ
貧血になると手足がしびれる
貧血になると体中に様々な症状がでます。貧血の多くは体中の酸素不足なので、心臓が酸素不足になることで動悸が起きたり、息切れが起きたりします。また、内臓が酸素不足になると、通常の働きが出来なくなることもあります。
このように体中に影響を及ぼす貧血ですが、中には手足がしびれるという人もいます。では、なぜ貧血になると手足がしびれるのでしょう。
体のしびれは血液が原因
手足などの体のしびれの多くは血液が関係しています。
よく経験するものとしては、正座をすることで足がしびれるというもの。正座が必要な場面で急に立ち上がると、とても立ち上がれませんよね。正座による足のしびれは、足を折り曲げ、体重が足にかかることにより、足の先まで血液が行かないためです。人間の体は血液が無ければしびれて感覚がなくなってしまうのです。
また同様に、手を体に下敷きにして寝てしまった場合なども、手の先まで血液が行かずしびれてしまいます。
このように、体のしびれの多くは、血液が行き渡らないことが関係しているのです。
脳貧血の可能性が
では、貧血になった場合の手足のしびれですが、この場合は脳貧血であることが考えられます。脳に血液が行き渡っておらず、貧血の症状が出るものです。
この場合、人間の体は自然と脳に血液を送ろうとします。少なくなった脳の血液を補うため、体中の血液を脳にまわすのです。しかし、そうすると今度は体全体の血液が少なくなってしまいます。そのため手足などの末端に行く血液がなくなってしまい、正座をしたときのようにしびれてしまうのです。
このしびれは時間が経てば回復しますが、放置することは良くないので、鉄分を補給するなどの対処をしましょう。
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