貧血と生理の関係
女性は生理になると子宮内の子宮内膜が剥がれ落ち、出血します。貧血とはどの様な関係があるでしょうか。
貧血と生理
生理前や生理中に立ちくらみが起こったり、体がふらついた経験がある女性は居ると思います。また、鏡を見ると顔色が悪くなっていたり、目の下にクマが出来ているという事もあると思います。これは貧血による症状なのですが、この場合の貧血は通常の貧血とは異なります。
生理前や生理中の貧血は、血液が子宮に集まり、本来脳に行くはずの血液量が減ってしまう局所的な貧血で「虚血性貧血」になっている可能性が高いです。この虚血性貧血の症状は一時的なもので、生理が落ち着くと血流のバランスが整い、症状は治まります。
また、生理中に鉄欠乏性貧血を起こしている場合、貧血を抑える為に鉄剤を服用したら生理痛が軽くなったという例がある為、生理と貧血には繋がりがあると言えます。
また、生理の終わりかけの時期や生理後は体内の鉄分が不足している場合が多い為、鉄欠乏性貧血になる場合もあります。
また、体内の鉄分が不足していると、生理不順を引き起こす場合があります。それが続くと不妊の原因になってしまう場合があります。
日頃から鉄分摂取をしましょう
毎月生理による出血がある女性は、男性よりも鉄分の摂取をしっかりと行う必要があります。毎日の食事で鉄分と鉄分の吸収率を上げるビタミンC等の成分を取り入れましょう。
毎月生理痛に悩んでいる女性も、鉄剤を服用する事によって生理痛が改善する場合もありますので、あまりにも生理痛がきつい場合は婦人科へ行って医師に相談してみましょう。また生理不順が数ヶ月に渡って起きている場合も婦人科へ行って血液検査を受けた方が良いでしょう。
生理不順は前回の生理から1ヶ月半以上経過しても生理が来なかったり、逆に1ヶ月の内に2回生理になる状態が目安です。その様な状態になっていれば婦人科で検査を受けた方が良いでしょう。
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