貧血と発熱
貧血の症状はわかりにくい
貧血の症状といえば、めまいや頭痛、吐き気などの症状を思い浮かべると思います。実際にそれらの症状がでるため、特に女性は貧血を疑います。
しかし、貧血の初期は症状がわかりにくく、偶然発覚する以外は貧血を見つけることが難しいのです。つまり、めまいなどの自覚症状が表れているということは、貧血がある程度進行した状態であるということです。
貧血を放置すると発熱する
貧血で自覚症状が出たとしても、多くの人は時間が経てば回復すると考え、放置してしまいます。しかし、貧血はきちんとした対処をしなければ回復はしません。
貧血の多くは、鉄分が不足し、赤血球やヘモグロビンが減少することによる体の酸素不足です。人間は呼吸をして酸素を取り入れます。呼吸をせずに生きていくことは不可能です。それは体の各器官でも同じことで、酸素を取り入れなければうまく働くことが出来ません。しかし、貧血になると酸素が不足し、各器官に酸素が行き渡らない。
その酸素不足が続くと、細胞が酸素不足を訴え、発熱として表れるのです。微熱が続くという場合には、貧血がかなり進行しているとも考えられます。
放置することは危険
貧血の自覚症状が出たうえ、微熱が長期間続くなどした場合でも、貧血に対する対処をしなかった場合、体はかなり危険な状態になる恐れがあります。特に危険なのは心臓です。
心臓は血液を送り出す器官です。貧血で体が酸素不足になれば、体に酸素を送るため多くの血液を送り出します。これがかなりの負担になります。また心臓自体にも酸素は必要なので、酸素不足の中、激しく働けばさらに負担は大きくなるでしょう。
その結果、心不全など心臓に関わる病気にもなりかねないのです。
貧血において発熱は一つのポイントとも言えます。それを見逃さないようにしましょう。
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