貧血における男性と女性の違い
貧血は女性の病気?
貧血と聞くと、やはり女性の病気というイメージを持ちますよね。実際に貧血は女性の方がなりやすい病気です。
貧血は血液の量や血液中の赤血球の量などが影響しています。女性は生理があるため、定期的に大量の血液を失うことになります。また、女性は元々赤血球の数が少ないのです。
つまり、女性は貧血になりやすい要素を多く持っているということになり、実際に貧血で悩まされている人が多いのです。
男性ホルモンで貧血になりにくい
では、男性が貧血になりにくいのはなぜでしょう。
もちろん女性のように生理がないため、多くの血液を失ってしまうという機会がそれほどありません。そのため、男性は貧血を起こしにくいのですが、もう一つの理由があります。
実は男性ホルモンの働きで赤血球が多く作られるからです。常に血液の量が変わらず、赤血球の数も豊富な状態になっています。
女性とは逆に、貧血になりにくい要素を持ち合わせているのが男性です。
男性でも貧血に注意
しかし、男性でも貧血になることはあります。
今では朝食をとるという人が少なくなっている傾向にあります。食事の回数が減れば、貧血の予防に必要な鉄分を摂取する機会も減ることになります。そして鉄分が不足してしまい、貧血を起こしてしまいます。
また、男性の貧血には恐ろしい病が隠れていることもあるのです。それが癌です。
胃癌や大腸癌の場合、体内で出血を起こす場合があります。そうすると、知らないうちに大量の出血をすることになり、体内の血液が不足。貧血へとなってしまうのです。
このように男性の貧血の場合は、命に関わる恐れがある場合もあるのです。貧血は疲れからきているだけなどと考えずに、きちんとした対処をすることが、自分の身体にとって重要なことです。
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