腎性貧血の原因
貧血は赤血球が造られないことで起きる
貧血は多くの女性が悩んでいる病気です。この貧血は赤血球が造られないことが大きな原因です。
一般的な貧血では、赤血球を造るために必要な鉄分が不足することで赤血球が造られなくなります。そのほかにも、血液を造っている骨髄が異常を起こすことで赤血球を造ることができない場合もあります。
赤血球が造られなくなると血液中の赤血球が減少します。赤血球は体中に酸素を運んでいるため、身体が酸欠を起こしてしまい、貧血症状が現れるのです。
腎臓も貧血の原因になり得る
貧血は、栄養素や骨髄などが原因で赤血球を造ることができなくなることで発症しますが、原因はそれだけではありません。なんと腎臓も貧血の原因となり得るのです。
腎臓と言えば血液をろ過して、血液中の不純物を取り除く役割を持っています。少なからず血液と関係している臓器とはいえ、どのようなことが起きることで貧血の原因となるのでしょうか。
腎臓が貧血の原因となる理由
腎臓は血液をろ過する役割を持っていますが、役割はそれだけではありません。腎臓では様々なホルモンが分泌されています。そのホルモンの中にはエリスロポエチンというホルモンもあります。
このエリスロポエチンとは、赤血球を造る能力を高めるホルモンです。そのため、腎臓の働きが弱まるとホルモンの分泌も減少してしまいます。そうなってしまうと赤血球が造られずに減少していきます。その結果、鉄欠乏性貧血のように貧血症状が引き起こされるのです。これを腎性貧血と呼びます。
腎臓は血液をきれいにしているだけでなく、身体にとって非常に大切な役割も持っているため、腎臓の働きが弱まらないように注意をしながら日常生活を送ることも大切です。
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