貧血と唇
貧血は唇の色でわかる
貧血は血が足りないというイメージを持つと思います。実際に血が足りずに貧血になる場合もありますが、多くの場合は血液中の赤血球やヘモグロビンが足りないことで貧血になります。
貧血を見極めるポイントの一つに唇の色が挙げられます。唇は体の中でも皮膚の薄い場所であるため、色の変化もわかりやすくなっています。
貧血になると、赤血球が少なくなるために、唇の色も赤っぽい色がなくなり白っぽくなります。唇が白くなったら貧血を疑った方が良いかもしれません。
貧血の原因は鉄分不足だけではない
貧血の原因と言えば鉄分不足です。なので、貧血予防に鉄分を補うサプリなどが多く販売されています。
これは、鉄分が血液中のヘモグロビンを作る際に必要な栄養素であるためで、鉄分が不足するとヘモグロビンの数も減少し、体全体に酸素を行き渡らせることができなくなるので、貧血の症状がでるのです。
しかし、貧血予防に必要な栄養素は鉄分だけではありません。ビタミンB6といったビタミンも重要です。ヘモグロビンを作るには、鉄分のほかにビタミンも必要なのです。
ビタミン不足が唇を荒れさせる
人間はビタミン不足になると、口内炎や唇の荒れなど、口周辺に炎症が起きやすくなります。そして、ビタミン不足は貧血も招きます。
さらに、貧血が進行すると、稀に合併症が発症してしまい、その症状として口内炎や唇の荒れが出ることがあります。
つまり、貧血になることで唇の荒れにもつながる場合があるということです。
このように、唇は色や状態から貧血を見極めることができる、貧血と密接に関係した箇所です。女性は特に、唇を観察しておくことで貧血を見つけ出すこともできるかもしれません。
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