思春期の貧血
朝食をとらない子どもたち
最近は子どもに限ったことではありませんが、朝食をとらないという人が多くなっています。子どもも社会人も朝食に時間を割かなくなってしまったのです。
しかし、朝食は空腹を止めるだけのものではなく、1日に必要な栄養素を補うという意味でも非常に大切なもの。それを失くしているということは、栄養素が足りなくなってしまうということです。
これにより、貧血に陥る思春期の子どもが増えているのです。
思春期は血液が必要
思春期といえば最も体が成長する時期です。人間の成長には多くの血液を必要とします。そのため、大人よりも血液が必要になる場合もあります。
しかし、朝食を抜くことによって、血液を作るための栄養素を補給することが出来ないため血液を作ることができません。しかし、成長には血液を使うので、血液が足りなくなってしまいます。これにより貧血になるのです。
また、朝食を抜くと、鉄分の補給も出来なくなるので、鉄分不足による貧血というのも起こり得ます。
運動することでも貧血に
思春期は運動も盛んにする時期です。この運動も貧血につながる場合があります。
体育の授業や部活動などで激しく運動をすると、夏場でなくても汗をかきます。すると体内の水分が減少していき、血液中の水分も減少。血液はドロドロになってしまいます。
血液の粘度が高くなると血流が悪くなり、体全体に血液が流れなくなります。すると体に酸素が運ばれないことになるため、貧血状態に陥るのです。
このように、貧血は大人だけではなく、思春期の子どもでもなる確率が高いのです。子どもだから貧血の心配はないとは思わずに、毎朝しっかりと朝食を食べ、日中も水分補給などをしっかりと行うようにしましょう。
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