腎性貧血の症状
腎臓が弱まると貧血が起きる
貧血は様々な種類があり、種類によって原因も様々です。その中には腎臓が原因の腎性貧血と呼ばれるものもあります。
腎性貧血は腎臓が弱まることで発症します。腎臓では赤血球を造るために必要なエリスロポエチンというホルモンが分泌されています。しかし、腎臓の働きが弱まればエリスロポエチンの分泌も減少してしまうため、赤血球が造られずに貧血症状が起きることになります。
症状は一般的な貧血と変わらない
腎性貧血は、一般的な鉄欠乏性貧血と原因は違いますが、症状はあまり変わりません。
原因がどうであれ結果として赤血球が減少しているため、症状が同じになるのです。症状としてはめまいや動悸、頭痛といった貧血症状です。
これは、身体が酸欠を起こすことで現れる症状であり、ほとんどの貧血で見られる症状です。
一般的な貧血ではそれほど重く考える人は少ないと思います。そのため、腎性貧血の場合もただの貧血だと感じる人が多いと思います。
しかし、貧血を軽視することは非常に危険です。
軽視せずに病院に行くべき
貧血は酸素を運ぶ赤血球が減少することで、身体に酸素を運ぶことができなくなることで発症します。
貧血が起きたということは酸欠が起きている状態ですが、酸欠状態を改善しようと心臓から多くの血液が送り出されるようになります。しかし、その血液にも酸素を運ぶ能力がないため、無駄に心臓だけが働くことになります。
心臓は常に動いているものですが、血液を多く送り出そうとすると、通常よりも激しく動きます。それは心臓の負担にもなることなので、心不全などの心臓の病気にもなり得ます。
これは鉄欠乏性貧血などでも同様のことが言えます。症状が貧血症状だけだとしても、軽視せずに病院に行くべきです。
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