貧血と痙攣
手足が痙攣する
貧血の症状にはめまいや立ちくらみというものがあり、貧血を起こす人の多くは経験をすることだと思います。
しかし、この立ちくらみも酷いものになると、症状が変わってきます。それが痙攣を伴った立ちくらみです。貧血が酷くなると、手足が痙攣して立ちくらみを起こします。
このような症状が出る場合は脳貧血という、脳に血液が行っていない状態の貧血であることが考えられます。
貧血ではなくてんかん
しかし、痙攣を伴っている立ちくらみの場合には、原因が脳貧血とも言い切れません。もう一つ考えられる原因が、てんかんです。
てんかんは、突然意識を失ったり、行動を止めてしまったりという、様々な突発的な症状が見られます。症状はいつ起きるかが予測できないため、日常生活にも影響を与えることが多くあり、行動も制限されることがあります。
てんかんには痙攣の症状もあるため、脳貧血の症状と非常に似ているのです。そのため、貧血だと思っていても、詳しく診断すると実はてんかんだったということもあり得るのです。
病院へ行くことが一番
手足の痙攣や立ちくらみという症状を感じた場合、勝手に貧血だと判断することは非常に危険です。万が一てんかんであった場合にそれを放置していれば、外出時に突然意識を失って倒れてしまうといった恐れがあるからです。このように、てんかんは突発的な症状が特徴であるため、症状をしっかりと理解してうまく付き合っていく必要があります。
また、貧血も一つの病気であり、放置し続ければ重い症状になってしまう恐れもあります。
ですので、症状を感じた場合は、まず病院に行って診断をしてもらい、それぞれの病気にあった治療を受けることが、自分にも周囲にも良い事だと言えます。
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