貧血の症状:頭痛

貧血の症状:頭痛

貧血の症状:頭痛について

貧血の症状としての頭痛

貧血にはいくつかの種類がありますが、最も多いと言れているのが鉄分の不足による鉄欠乏性貧血になります。

 

頭痛の原因には様々な原因が考えられますが、貧血の症状のひとつに頭痛というものがあります。赤血球の中のヘモグロビンが減ってしまう事により、肺から取り入れた酸素を全身に運ぶことが出来ずに、脳が酸欠状態になってしまいおこるものです。貧血による頭痛のメカニズムを詳しく説明していきます。

 

低血圧と貧血による頭痛

貧血と間違われやすいものとしては「低血圧」と「脳貧血(一過性の貧血)」になります。

 

症状が起こる原因は違いますが、共通していることは身体が低酸素状態になってしまい、全身に血液を上手く送ることが出来ないという事です。血液の役割としては肺から取り込んだ酸素を全身に送り込むことと、栄養素を送りこむことです。

 

何らかの原因で身体に行きわたるはずの酸素の量が足りなくなってくると、立ちくらみを起こしたり眩暈をおこしたり、頭痛や倦怠感、食欲不振など様々な症状を引き起こします。貧血の中で最も多いとされる、鉄欠乏性貧血の場合、酸素を運ぶヘモグロビンの数が減ってしまいます。

 

このヘモグロビンをつくるのに鉄分が必要になってくるので、鉄分が欠乏すると酸素を運べる量が減ってしまいます。そのため、1回に運べる酸素の量が少なくなってしまうために酸素が少なくなってしまうために、心拍数が増え動悸がしたり息切れがしたりします。しかし、それでも脳に十分な酸素を送ることが出来ず、頭痛という形で身体症状が現れてしまうのです。

 

鉄は1日に約10r必要と言われていますが、女性の月経期間中は30rも失ってしまうので計算上、女性は1日に男性の2倍の20rを摂取する必要があります。生理痛の症状の1つに頭痛や頭が重いといった症状が現れるのは鉄分を失う事により、ヘモグロビン量がへり、脳への酸素供給が不十分になってしまう事が原因です。

 

貧血以外に低血圧の場合にも血流の流れが悪くなることで、(特に脳や末端部)に供給される酸素の量が減り、立ちくらみなどの症状が起こります、同じ低酸素状態でも貧血は血液中の酸素運搬能力が減っているものですが、低血圧は酸素を運ぶ血液の量が足りないために、頭痛がおこります。

 

低血圧で起こる頭痛と鉄欠乏性貧血で起こる頭痛は酸素供給が不足していると言っても違うものだという事を理解をしておきましょう。

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