貧血の症状:眠気について
貧血の症状による眠気
貧血による眠気というのは脳に必要な酸素が、酸素不足になってしまい脳の活動が低下するために起こります。
この場合、眠気だけでなくめまいやだるさ、立ちくらみといった貧血の症状が起こる事も少なくありません。脳の活性化が低下するために判断力が鈍り、ぼーっとして眠気をおこしてしまうのです。気を付けなければいけないのが、低血糖の場合でも立ちくらみの様な症状は起こりますので、貧血によるものなのかどうかという判断は必要になります。
その他、胃腸症状や内臓内の出血、脳内の異常による眠気というものもありますので、単なる眠気だからというわけではなく医師の診断を受けて原因を追究することは大切です。
貧血による眠気のメカニズムと改善
貧血には様々な症状がありますが、その中にあるのが眠気です。貧血から来る眠気というのは、睡眠不足による眠気とは異なります。
貧血の中でも、眠気を伴う貧血というのは鉄欠乏性貧血の可能性が高くあります。血液中のヘモグロビンの低下により、体内の隅々にまで、酸素を運搬する能力が低下してしまいます。食事の後に、眠くなるというのは、消化や吸収の為に胃腸等の消化器官に酸素が送り込まれるために、脳にまで十分な酸素が行き届かずに眠気を誘うのです。貧血の場合には、このような症状が常に起こっている事になります。
脳に酸素が行かなくなる原因としては、鉄の摂取不足による運搬能力の低下や、女性の月経時の出血によるもので排卵期から月経期にかけて、鉄の損失におる眠気の症状が強く出ることがあります。
また、男性にも言える事ですが疾患により内臓での出血がある場合もあるので、医療機関での検査が必要になります。特に疾患等による出血もなく鉄の吸収に関係する胃などにも異常がない、慢性的な鉄不足による貧血の場合には、食生活の見直しが必要になります。鉄分とタンパク質を摂取することで、赤血球は合成されます。
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