貧血と咳
貧血の症状で咳が出る
貧血になると様々な症状が表れます。多くの人はめまいや立ちくらみなどの症状を経験していますが、中にはそれ以外の症状を感じている人もいます。それが咳です。貧血になると咳がでるという人もいるのです。
しかし、貧血と咳は関係がなさそうなイメージがあります。そのため、咳が出ても貧血とは関係ないだろうと考えます。
しかし、実は貧血と咳には関係があるのです。
原因は肺の酸素不足
貧血になると、鉄分不足から血液の濃度が下がり、体全身が酸素不足になります。身体の細胞なども酸素を必要としており、人間が酸欠状態になると苦しくなってしまうのと同様に、細胞も酸欠になると本来の力を発揮できなくなります。
それは肺でも同じことで、肺の細胞が酸欠になることで肺の働きが鈍ってしまいます。さらに肺は酸素と密接にかかわっている器官なので、酸欠になると肺に負担がかかります。
そのため、貧血になると肺も酸素不足になり、それに伴って咳が出るのです。また貧血を放置することで、咳が止まらないという状態にもなりかねません。
咳のし過ぎは危険
咳は体の異常がある場合に出るものです。そのため咳をすれば少なからず肺に負担がかかっていることになります。
また、咳が止まらなくなれば、肺気胸という肺の一部が破れてしまう病気や、肺の近くの肋骨が骨折してしまうこともあります。このように咳のし過ぎは危険なこともあるのです。
咳の原因が貧血であれば、貧血を放置することも危険だということです。
咳は貧血と関係なさそうなので、見逃しがちですが、咳が長引くようであれば貧血を疑い、病院できちんとした詳しい検査をしてもらうことがおすすめです。貧血に伴った別の病気なども見つかる可能性があります。
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