更年期の貧血

女性は年齢を重ね、40代半ばになると更年期に入ります。更年期には女性ホルモンの減少など、様々な変化があります。そして、その変化にともなって更年期障害という病気になることもあります。

更年期障害はホルモンのバランスの変化や、外部からのストレスなどが原因で発症します。この更年期障害は、頭痛やめまいなどの症状がでたり、イライラしたりという状態になってしまいます。

また、更年期になると、貧血になりやすい傾向にあります。更年期になると自律神経が乱れやすくなることが、貧血になりやすい原因です。

自律神経は交感神経と副交感神経で構成されており、この二つがバランスを保っています。通常は交感神経が多く働いていますが、更年期になると副交感神経が多く働くようになってしまいます。

副交感神経は血圧などに影響を与えることがあり、それにより脳に血液が届かない脳貧血になってしまうのです。

更年期は様々な変化があり、ストレスなども感じやすくなってしまうため、楽に過ごすということが難しくなります。そこに貧血の症状が加われば、尚更過ごしにくくなることでしょう。そのため、貧血だけでも対策することで過ごしやすくなります。

貧血を対策するには自律神経を整える必要があります。自律神経を整える方法としては呼吸法が挙げられます。腹式呼吸が効果的です。

また、程よい運動をすることでも自律神経のバランスが整います。

なので、更年期に入った人は、腹式呼吸を意識した運動を生活の中に取り入れて、貧血に対しての対策をすることが、辛い更年期を少しでも楽に過ごすことが出来る方法ではないかと思います。