寝起きの貧血

朝なかなか起きられない

朝なかなか起きられないという人、多いのではないでしょうか。起きられない理由は様々あると思います。睡眠時間が短く寝不足な場合や寝ても疲れが取れにくくなっている場合などあります。

そして、朝起きられない理由によくあげられるのが低血圧です。低血圧だから寝起きが悪いなんて言葉を聞くのではないでしょうか。

そんな寝起きと関連してよく聞くことがある低血圧も、貧血と関係があるのです。

脳貧血が低血圧を作る

寝起きに低血圧状態になるのは脳貧血が関係しています。人間は長時間寝ている状態から急に起き上がろうとすると、一瞬脳に血液が届かなくなります。つまり脳貧血の状態になるわけです。そして、その脳貧血が低血圧の状態を作り出してしまい、立ちくらみなどを起こしてしまうのです。

寝起きのよく立ちくらみがするという人は、脳貧血からの低血圧に陥っている可能性があります。

朝は注意が必要

朝は誰しも忙しいものですので、寝起きに急に動こうとしてしまいます。しかし、急に動いてしまうと、脳貧血や立ちくらみなどを起こしてしまいます。

立ちくらみ程度で済めば大きな問題にはなりませんが、立ちくらみがひどくなりすぎて、倒れてしまったとなっては、大きな問題になります。

改善方法として貧血対策をすることは間違いです。貧血対策の多くは鉄分摂取などですが、脳貧血は鉄分不足が原因ではないので効果はありません。一番の改善方法は、寝起きに急に動き出すのではなく、時間をかけて体を慣らしながら動き出すことです。これにより、血液の流れを緩やかにすることができ、脳貧血の状態になることを防ぐことができます。

朝は忙しいものですが、急に動き出さなくて済むように、余裕を持って朝を過ごすように心がけましょう。

寝起きの貧血