再生不良性貧血と運動
再生不良性貧血の場合は運動を避ける
再生不良性貧血を患った場合、その症状の特徴から日常生活においての行動を制限されます。決して行動ができなくなるわけではありませんが、行動することによって危険が及ぶ可能性があるため避けた方が良いのです。
避けるべき行動として挙げられるのが運動です。再生不良性貧血が発症している場合には運動を避けるべきです。
その理由は、再生不良性貧血によって減少する血液中の成分からも説明がつきます。
心臓に負担がかかってしまう恐れがある
再生不良性貧血では血液中の赤血球が減少することがあります。赤血球は酸素を身体全体に運ぶ役割をしていますが、赤血球が減少することで身体全体に酸素が行き渡らなくなります。すると、心臓は身体全体に酸素を送ろうと、通常よりも激しく動きます。つまり心臓に負担がかかるということです。
運動をすれば心拍数があがります。再生不良性貧血の症状で心臓に負担がかかっている上に、運動によっても負担を掛けてしまえば、心不全などを引き起こす恐れも出てきます。
怪我をすると大事に至ることがある
再生不良性貧血では、血液流の好中球と血小板が減少することもあります。好中球は身体を守る働きをし、血小板は出血を止める働きをします。
運動をすると怪我をする可能性もあります。万が一怪我をして外傷を負ってしまった場合、出血をしてしまいます。血小板が減少しているため、なかなか血は止まらなくなります。
また、傷を負えば、そこから雑菌などが侵入することもあります。しかし、好中球が減少して免疫力が低下した状態では、そこから感染症に発展する恐れがあります。
このように怪我をする可能性のある運動は避けるべきなのです。
再生不良性貧血を発症した状態での運動は非常に危険なものです。可能な限り避けるようにしましょう。
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