再生不良性貧血と白血病
再生不良性貧血と白血病は似ている?
再生不良性貧血は白血病と間違えられるという話を聞きます。再生不良性貧血と診断されても実は白血病だったという話です。それほど再生不良性貧血と白血病は似ているものなのでしょうか。
実は再生不良性貧血と白血病は原因が似通った部分はあるものの、全く別の病気であるため、病院での診断が間違えられることはありません。
では、再生不良性貧血と診断されても白血病である場合があるのでしょうか。
再生不良性貧血から白血病になることがある
再生不良性貧血と診断されても白血病だった場合、再生不良性貧血から白血病になったと考えられます。
再生不良性貧血と白血病の共通点として骨髄の異常が挙げられます。再生不良性貧血は骨髄が異常をきたし、血液の成分である赤血球や血小板などが作られない病気です。それに対し白血病は、骨髄で血液の成分は作られるものの、その成分が通常とは違う形で作られることで異常が出てしまう病気です。
再生不良性貧血を治療して、血液の成分が作られるようになった場合でも、その成分の形が通常とは違う形である場合、白血病になったと考えられるのです。
これが再生不良性貧血から白血病になる場合の経過です。
必ずしも白血病になるわけではない
しかし、再生不良性貧血になったからといって、必ずしも白血病に発展するわけではありません。再生不良性貧血から発展する病気には白血病を始め、骨髄異形成症候群や心不全などが挙げられますが、これらは極稀にしか起きません。
今では再生不良性貧血の治療法も確立されているので、改善する確率も非常に高くなっています。ほかの病気への発展の心配をせずに治療に専念するようにしましょう。
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