再生不良性貧血の予後
再生不良性貧血の予後について
再生不良貧血は骨髄に異常が出ることで血液の成分がうまく作られず、貧血状態などの身体への影響が出てしまう病気です。
難病と言われており、過去には死亡率が非常に高い病気ではありましたが、今では病気の詳細や治療法が解明されているため、的確な治療を受けることで改善することも可能です。
では、この再生不良性貧血の予後はどの様になっているのでしょうか。
早期発見で改善率が上がる
再生不良性貧血は何よりも早期発見が大切です。早期発見をすることで、7割もの人が改善することが分かっています。特に好中球が減少している人は、免疫力が低下しているため感染症などにかかりやすくなります。発見が遅れれば、その分感染症にかかる可能性も高まりますし、感染症にかかれば命を落とすこともあります。
また、再生不良性貧血は治療が終了しても、再発防止のために定期的に血液検査を受けることも大切です。
症状によっては注意が必要
再生不良性貧血は症状が段階的に分けられます。中には、治療を行っても好中球の数が改善されないという症状の人もいます。この場合は骨髄移植を行って、好中球が正常に作られる状態にしなければ、危険な状態に陥ってしまいます。
また、稀な例ではありますが、骨髄異形成症候群や急性白血病などを合併症として併発する場合もあります。
合併症を防ぐにも早期発見が大切になりますし、いくら改善率が高くなったからといっても、きちんとした治療を受けなければ症状が回復しない場合もあります。
きちんと病院の指示に従って治療を受けることも大切ですし、的確な治療を施してくれる病院を探すことも患者として見逃してはいけないポイントです。
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