再生不良性貧血の再発
再生不良性貧血は完治が難しい
再生不良性貧血は難病指定されている病気です。現在では治療方法が確立されたこともあり、生存率は大幅に増加しました。しかし、完治が難しい病気とも言われています。
とはいえ、発見、治療が早ければ完治する病気です。もし発見が遅れてしまったり、なかなか治療を受けなかったりした場合は、完治しないという恐れもあります。
再生不良性貧血は早期発見することが大切です。
骨髄移植で治すことができる
再生不良性貧血は重症になると骨髄移植が必要となります。骨髄が何らかの原因で異常を起こしてしまい、骨髄で作られている血液中の赤血球や血小板といった成分がうまく作られなくなります。これによって血液中の成分が少なくなることで、様々な症状が出てきます。
これを改善するためには、正常な骨髄を移植して、血液の成分をうまく作れるようにしてあげることが必要となるため、骨髄移植が行われます。
骨髄移植を行えば再生不良性貧血も治すことができるのです。
骨髄移植をしても再発する可能性はある
骨髄移植を行った場合、再生不良性貧血が治る可能性は9割ほど。つまり、1割ほどの人は治らない可能性があります。
また、一度は治ったとしても再発することもあります。多くの場合は正常な骨髄になったことで再発はありませんが、その骨髄が再度以上を起こすことも考えられるのです。
骨髄に異常を起こす原因は完璧には判明していませんが、身体の免疫力が原因とも考えられています。その場合は新たに骨髄を移植しても、身体の免疫によって影響が及ぼされ、また再生不良性貧血を発症することもあります。
一度再生不良性貧血の治療を行った場合でも、定期的に検査を受けておいた方が良いでしょう。
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