軽度の再生不良性貧血
再生不良性貧血は治らない病気?
原因不明のため難病指定されている再生不良性貧血。発症する人はそれほど多くないものの、原因がはっきりとわかっていない以上、誰でも発症しうる病気です。
しかし、あまり広く知られている病気ではないため、いざ発症するとどのような病気なのか、難病ということは治らない病気なのかなど、心配に思う人も多くいます。また、治療方法についても知られていない部分が多くあります。
再生不良性貧血は実際に治らない病気なのでしょうか。
軽度であれば自然に治ることもある
再生不良性貧血は重症度が分かれています。重症になると投薬治療や骨髄移植など大がかりな治療が必要になります。この治療には入院が必要になるほど長期化することもありますし、非常に辛い治療となります。また、免疫力が低下することもあるため、感染症などにかかってしまい、命を落とす危険性もあります。
しかし、軽度であれば治療を行わずに経過観察を行う場合が多くあります。なぜ軽度であれば治療を行わないのかというと、軽度の場合は自然と治ることがあるためです。
経過観察として血液の成分を測定し、数値が回復しない場合や特定の成分だけが回復しないなど、自然に治らず症状が悪化していけば、症状に合わせた治療が開始されます。
重症になる前に治療を行う
再生不良性貧血は重症になると、治療が必要なうえに回復までの時間が掛かるようになり、さらには命の危険も出てきます。
そのため、軽度のうちに発見をして、症状が悪化してきたタイミングで的確な治療を受けることが、再生不良性貧血を治すうえで非常に大切です。決してただの貧血だと軽視せずに、定期的な検査を受けるなどして、重症になる前に対処するのが重要です。
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