再生不良性貧血の重症度とは
症状によって重症度が分けられる
再生不良性貧血は一つの症状ではなく、症状によって重症度が分けられます。
これは血液中の成分の量によって決められます。再生不良性貧血は骨髄が異常を起こすことで血液中の成分がうまく作られなくなる病気です。
しかし、症状によっては成分を作る量が少ないだけであったり、逆にほとんど作られなかったりと様々です。
そのため、検査の結果によって重症度が変わるのです。
重症度が低い場合
重症度が低い場合とは主にステージ1からステージ2である人が当てはまります。
血液中の成分の数値はそれほど低くはないということです。また、場合によっては自然に回復することもあります。日常生活に支障をきたすこともないため、経過観察が行われることがほとんどです。
また、ステージ2の場合は治療が必要になりますが、患者の意思によって治療を受けないという選択もできます。
しかし、治療が遅れればその分治療の効果が下がることもあります。
重症度が高い場合
重症度が高い場合は、主にステージ3からステージ5の人が当てはまります。重症度が高い場合は血液の成分の数値は非常に低くなり、身体にも大きな影響が及ぶ恐れがあります。そのため、重症度が高くなると大がかりな治療が必要となってきます。
40代未満であり骨髄の提供者がいる場合には骨髄移植がおこなわれ、それ以外の場合は免疫抑制剤での治療が行われます。どちらも非常に辛い治療には違いありません。
再生不良性貧血は放置しておくと症状が進行していき、重症度も高くなってしまうことがあります。そうなると治療もどんどんと辛いものになっていきます。
重症度が高くなってしまう前に、早期に対処することが大切です。
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