再生不良性貧血は難病指定されている病気
再生不良性貧血は難病指定されている
再生不良性貧血は難病に指定されています。というのも、原因が判明していないからです。再生不良性貧血は先天性のものと後天性のものがありますが、ほとんどの場合が後天性であり、後天性の再生不良性貧血を患った人のほとんどが原因不明です。その数は9割以上とも言われています。
病気が発症する原因は、骨髄が異常をきたすことで血液の成分が作れなくなることだとわかっていますが、なぜ骨髄に異常をきたしたのかという原因が解明されてないのです。
死亡率が非常に高い病気
再生不良性貧血は原因がわからない難病であるため、死亡率が非常に高い病気でした。その多くは好中球が減少することによる免疫力の低下によるもので、感染症などにかかってしまいそれが原因で命を落とすことが多くありました。
また重症になった場合の死亡率はさらに高くなり、重症になった人の1年の死亡率は約7割にも上っていました。
最近では生存率が上昇している
しかし、最近では医学が進歩していることもあり、生存率が上昇しています。たとえ重症になったとしても骨髄移植などを行うことで回復するのです。生存率は上昇しているにも関わらず、原因はいまだにわかっていないのが現状です。
また、いくら生存率が上がったからといって、確実に回復するわけではありません。特に発見が遅れてしまった場合、それだけ症状が進行してしまうことになります。そうなってしまっては回復が難しくなります。
再生不良性貧血の回復の基本は早期発見です。早期発見をするには定期的な検査などを行うほかありません。再生不良性貧血は難病であることには変わりありませんので、それを肝に銘じて、検査などを受けるようにしましょう。
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