産後の貧血への対応

産後の貧血への対応

産後の貧血への対応

妊娠中の貧血も心配な症状ですが、産後の貧血の事も忘れてはいけません。

 

産後の貧血に注意

赤ちゃんを出産する際に、母親は大量の出血を伴います。また、産後6〜8週目まで体が元の状態に戻ろうとする時期(産褥期)があります。

 

その際に貧血症状を起こす母親は多いです。出産前までは貧血の症状が全く無かったという人でも出産によって貧血症状が起こる可能性があります。

 

また、母乳の主成分は母親の血液の為、母乳で育児をする場合は赤ちゃんに血液中の鉄分を渡す事になる為、母親側の鉄分が少なくなり、貧血症状を起こす可能性が高いです。

 

また、育児をしていると授乳や赤ちゃんの夜泣きで何度も起きる必要があり、必然的に睡眠不足になります。その為、睡眠不足によるめまいが起こる事もあります。

 

また、初産の場合は育児に慣れる為に気を使う事が多く、ストレスが溜まり交感神経に影響を及ぼしてしまう為、自律神経のバランスが崩れ、以前から貧血気味だった人は貧血の症状が酷くなる場合があります。

 

産後の貧血を抑えるには

まずは病院で血液検査を行い、どの数値がどの位低くなっているかを確認しましょう。もし鉄分が不足していれば鉄分とビタミンCを摂れる食事を、という様にどんな食品を中心にした食事にするべきか目安がつくと思います。

 

他にもビタミンB12や葉酸、たんぱく質等も摂り入れられる様な食事を作り、毎日摂取しましょう。もし母乳で育児をする場合は特に栄養のバランスを考えて食事を摂る様にしましょう。母親が摂った食事によって作られた血液を素にして、母乳が出来るからです。

 

また、育児中は一日に何度も授乳を行ったり、夜泣きで目が覚めてしまったりと、睡眠不足に加えてストレスも溜まりやすい状態になります。

 

その為、赤ちゃんが日中寝ている時は一緒に眠ってしまったり、出産してから1ヶ月程度経った場合は、天気の良い日に赤ちゃんと散歩に出かけてストレスを少しでも解消出来るようにしましょう。

 

もし自分の親等、育児に慣れていて頼れそうな人が居れば、1日位赤ちゃんの面倒を見てもらい、気晴らしに1人で何処かへ遊びに出かけてみる事も良い事だと思います。

 

尚、出産から1年位経過しても貧血症状がよく起こったり、動悸や息切れが続くような状態であれば、すぐに内科または産婦人科で血液検査を行った方が良いでしょう。

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