貧血の回復に必要な時間
貧血は血液の成分が原因
貧血は血液が少なくなって起きると思いがちですが、実は血液中の成分の量が少なくなってしまうことで起きます。なので、血液が少なくなった場合でも貧血にはなりますが、血液の濃度が下がった場合でも貧血になります。
貧血を回復するためには、この血液中の成分を増やすことが必要になりますが、この回復にはどのくらいの時間がかかるのでしょうか。
成分が回復する時間
血液中の成分で、貧血に関わるものは赤血球やヘモグロビンです。どちらも鉄分やたんぱく質から作られます。そのため、鉄分やたんぱく質を摂取する必要があります。
最も良い方法はレバーなど鉄分を多く含むものを食べることで、それらを食べ続けると、およそ2週間から3週間程で、成分は回復します。
ちなみに、血液の量自体は半日もあれば回復します。
症状が重いと時間がかかる
血液中の成分は2週間から3週間で回復しますが、貧血の症状が重い場合、回復には時間がかかります。
人間の体内には常に鉄が貯められています。そのため、毎日少しずつ鉄分を摂取することで、常に体内に鉄がある状態になります。しかし、貧血が進行している場合には、この体内の鉄が空になっているのです。なので、多少鉄分を摂取したところで、すぐに体内で使われ空になってしまいます。
このような場合は、病院でもらえる鉄剤を服用し、鉄の回復を行わなければなりません。鉄剤は効率的に鉄分を摂取できるものの、体内で使われ続けるためなかなか回復できません。赤血球やヘモグロビンを充分に回復しようとすると、半年以上は鉄剤の服用を続けなければなりません。
このように貧血は進行すると非常に時間がかかってしまいますので、できるだけ早めに対処するようにしましょう。
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