貧血と赤血球

貧血と赤血球

貧血と赤血球

赤血球が減ると貧血になる

貧血と赤血球は非常に密接に関わっています。赤血球は血液を構成する成分の一つです。さらにこの赤血球の中にはヘモグロビンという成分が含まれています。このヘモグロビンは酸素が多いところでは酸素と結びつき、酸素が少ないところで結びついた酸素を離すという働きがあります。

 

このヘモグロビンが血液に乗って体の隅々まで行き渡っていることで、体全体に酸素が行き渡るのです。しかし、ヘモグロビンの量が減ると体全体に酸素が行き渡らず酸素不足になります。これが貧血なのです。

 

つまり、赤血球の数が減ることは、貧血につながるということです。

 

貧血の検査は病院で

貧血は病院での血液検査によって診断することができます。血液中の様々な成分の数値で貧血かどうかを判断しますが、もちろん赤血球の数も貧血の判断基準の一つになっています。

 

血液中の赤血球の数には基準値が設定されています。検査をしてその数が基準値を下回っていた場合には貧血である危険性が高いということです。

 

この貧血の検査は、血液を採取して特殊な機械で数値を調べていくため、当然のことながら自分で行うことはできません。貧血は放っておくと非常に厄介な病気です。そのため、少しでも貧血が疑われる場合には、病院できちんと検査を受けるべきです。

 

献血で貧血が発覚することも

16歳から行うことができる献血。輸血が必要な人のために健康な人から血を分け与えるものです。そのため、献血前には血液の検査が行われ、献血をしても大丈夫かが確認されます。このときに貧血の可能性が発覚する場合もあります。

 

献血は一度に大量の血を抜き取るため、一時的に体の血液が少なくなります。そのため、血を抜き取っても大丈夫かを確認する必要があり、その時に赤血球の数、ヘモグロビンの数を調べます。

 

もしこのとき赤血球の数、ヘモグロビンの数が少ないと献血をすることができません。そして、同時に貧血である疑いも出てくるのです。

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