貧血とビタミンの関係
貧血は鉄分やヘモグロビンが強く関係
貧血で悩んでいる女性も多くいると思いますが、貧血は血液が少なくなることで起きるものというイメージが強く、実際にはどのような経緯で起きるのかを知らない人も多くいます。
貧血は体中が酸素不足になることで起きます。体中に酸素を運んでいるのは、赤血球に含まれるヘモグロビンであり、ヘモグロビンが作られる際には鉄分を使用します。
つまり、鉄分やヘモグロビンが、貧血と強く関係しているということです。そして、これらの物質とビタミンも強く関係しているのです。
ビタミンB6の働き
貧血と強く関わりのあるビタミンの一つ目は、ビタミンB6です。
体に酸素を送るヘモグロビンは、主に鉄分とたんぱく質でできています。そして、たんぱく質を生成するためには、ビタミンB6が必要になるのです。
そのため、ビタミンB6が不足することで、たんぱく質が作られず、ヘモグロビンも作られにくくなります。そして、体に酸素が行き渡らなくなり、貧血を引き起こしてしまうのです。
ビタミンCの働き
そして、貧血に関わりのあるビタミンのもう一つはビタミンCです。ビタミンCは風邪予防などのイメージが強いですが、実は貧血にも関係しているのです。
貧血予防には鉄分を摂取することが勧められています。鉄分を摂取することでヘモグロビンが作られます。
しかし、鉄分をそのまま摂取したのでは、体内に吸収されにくく、あまり意味がありません。そこでビタミンCを摂取すると、鉄分を体内に吸収しやすい形に変え、吸収を促してくれます。
このように、貧血への対策は鉄分の摂取だけではなく、ビタミンB6やビタミンCといった他の栄養素を摂取することも大切になるため、こちらも意識して摂取するようにしましょう。
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