スポーツが原因となる貧血
貧血はスポーツ選手もなりやすい
貧血は主に女性がなりやすい病気と思われがちです。それも事実ではあるのですが、もちろん女性以外もなる可能性はあります。特にスポーツ選手や運動をよく行う人は貧血になりやすいのです。これはスポーツ性貧血とも呼ばれます。
学生は授業や部活動などで運動をすることも多いため、スポーツ性貧血になる可能性も充分にあります。
では、スポーツ選手が貧血になりやすい原因には、どのようなものがあるのでしょうか。
夏場の運動は注意が必要
スポーツ選手が貧血になりやすい原因の一つに汗をかくことが挙げられます。汗には体内のミネラルも含まれた状態で体外に排出されます。しかし、ミネラルは体に必要なものです。そのため、それを補うために鉄分が使われ、鉄分の消費量が多くなってしまい、鉄分が不足することでの貧血が起きてしまうのです。
夏場の運動では特に汗の量が多くなってしまうため、鉄分の消費量も多くなります。夏場は特に注意が必要です。
マラソン選手などは貧血になりやすい
スポーツ選手がなりやすい貧血は鉄分が不足するものだけではありません。溶血性貧血という貧血にもなりやすくなります。
運動をすると体温は上昇します。すると、通常の状態でも薄い赤血球の膜がさらにもろくなってしまいます。そこで走るなどして足裏に衝撃が加わると、足裏の毛細血管にある赤血球が破壊されてしまいます。
赤血球は常に作られていますが、新たに作られるよりも運動によって破壊される量が多くなってしまうと貧血になってしまいます。
マラソン選手など、長距離を走る人は足裏への衝撃も多くなるため、貧血になりやすいと言えます。
運動は体に良いことばかりではないため、しっかりと貧血の対策も行っておくことが大切です。
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