貧血の原因:たばこ
いくつかある貧血の原因の1つには「たばこ(喫煙)」があります。
喫煙による貧血
たばこを吸うと、体内のビタミンCが失われます。ビタミンCが不足すると体への鉄分の吸収が極めて悪くなります。また同時にビタミンB12も失われます。そうすると血液中の赤血球の量が減ってしまいます。
そして、たばこの煙には一酸化炭素が含まれており、一酸化炭素はヘモグロビンと結びつき、HbCO(一酸化炭素ヘモグロビン)になります。
このHbCOはヘモグロビンが酸素を運ぶ働きを阻害します。体に酸素が行き渡らないと貧血になってしまいます。その為、非喫煙者である場合でも副流煙に気を付ける必要があります。
なかなかたばこが止められない
長期間喫煙し続けてきた人は、中々禁煙をする事が難しいと思いますが、貧血をよく起こしてしまう人は出来るだけ禁煙をした方が良いでしょう。また、貧血状態の時にたばこを吸うと頭痛を引き起こしたり、体がふらつく事がありますので、貧血状態が治まるまではたばこは吸わない方が良いでしょう。
また、急にはたばこを止められないという人は、日頃の食事で鉄分、ビタミンC、ビタミンB12を積極的に取り入れる様にしましょう。特に喫煙によって失われるビタミンCやビタミンB12は欠かせません。ビタミンCは赤ピーマンやパセリ、レモン等に多く含まれています。ビタミンB12はしじみや赤貝等の貝類、筋子、牛肉、鶏肉等に多く含まれています。
もし食事で上手く取り入れる事が出来なければ、サプリメントや栄養ドリンクで補うのも良いでしょう。
しかし、喫煙にはそれ以外にも体に対して害がたくさんありますので、もし可能であれば禁煙をしてみた方が良いでしょう。
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