暑いと貧血になりやすいのか

暑いと貧血になりやすいのか

暑いと貧血になりやすいのか

水分不足で貧血になる場合

貧血の多くは鉄分不足により引き起こされます。しかし、中には鉄分不足以外の原因で貧血になる場合もあります。それが水分不足です。

 

人間の体の多くは水が構成しています。そんな体内の水分が少なくなると、血液もドロドロの状態になってしまいます。そうすると血流が悪くなり、体全体に血液が行き渡りにくくなります。血液の中にはヘモグロビンと呼ばれる、酸素を運ぶ物質が含まれており、血液が体全体に行き渡らないことで、体全体に酸素も行き渡らず、体が酸素不足の状態になります。これが貧血の状態です。

 

塩分不足で貧血になる場合

そして、貧血の原因のもう一つは、塩分不足です。

 

塩分は摂取し過ぎると体に悪いというイメージがあります。そのため最近は減塩が流行しています。実際、過度に摂取すると体には悪いものの、体から塩分が無くなることも体に悪いことなのです。

 

さらに、塩分は血液をつくる効果もあります。そのため、塩分が少なくなることで血液も少なくなってしまい、貧血の症状を引き起こしてしまうことになるのです。

 

暑い夏は注意が必要

貧血は鉄分不足以外に、水分不足、塩分不足でも起きることがわかりました。そしてこれらは夏場に特に起きやすいのです。

 

夏は暑いため、通常よりも多く汗をかきます。そのため想像以上に体内の水分は減ってしまいます。また、汗をかくことで一緒に塩分も流れ出ています。

 

つまり、汗をかきやすい暑い夏は、貧血の原因となる水分、塩分を両方同時に失いやすい季節であり、貧血になりやすい季節であるとも言えるのです。

 

夏に限らず暑くて汗を大量にかく日には、貧血にならないように、水分補給、塩分補給を心がけるようにしましょう。

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