貧血と冷え性
貧血の人は冷え性である場合があります。貧血と冷え性の関係について紹介します。
貧血と冷え性の関係
冷え性の人は、貧血が原因で冷え性になっている場合と、冷え性が原因で貧血になっている場合があります。
まず貧血が原因で冷え性になる仕組みですが、貧血により血液中のヘモグロビン濃度が薄くなります。すると全身への酸素供給量が減り、各器官の働きが低下します。すると体内での熱産生の働きも低下します。その為に冷え性になってしまいます。また、血流がうまく末端(指の先や足の指の先)まで流れなくなる事によって手足が冷たくなる場合もあります。
次に冷え性が原因で貧血になる仕組みですが、冷え性の人は体の熱を逃がさない様にする為に血管が通常の人よりも収縮しています。するとその血管を流れる血液量が少なくなり、血流が悪くなります。
血流が悪くなると全身に必要な酸素や栄養が運ばれなくなり、各器官の働きが低下します。働きが低下する器官には胃腸などの消化器官も含まれており、消化器官の働きが低下すると、鉄分等の栄養の消化・吸収の効率が悪くなります。それによって鉄分が不足し、貧血を起こします。
貧血と冷え性の改善方法
一方の症状が悪くなるともう一方の症状も同時に悪くなる為、改善するには冷え性と貧血の対策を同時に行う必要があります。
- 食事やサプリメントで必要な栄養をしっかりと摂取する。
- 冷たい飲み物は出来るだけ避けて、温かい飲み物をゆっくり飲む様にする。
- 食事も冷えた物を避けて、温かい食事を摂る様にする。
- お風呂に入る場合は少し温めのお湯にしっかりと浸かって全身を暖める。
- 適度な運動を毎日行う。(ウォーキング程度でも問題ありません)
以上の様な対策を行い、少しでも貧血と冷え性を改善しましょう。
スポンサーリンク