貧血とうつ病

貧血は多くの女性が経験していると思います。その症状は、個人差や貧血の度合いによって変わりますが、めまいや立ちくらみなどが主な症状です。

これらの症状は、体が酸素不足を起こしていることによって起きます。普段の食事などから、しっかりと鉄分を摂取しなければ、体内の鉄分がどんどんと減少。血液中の酸素を運ぶ成分が作られなくなり、このような症状がでます。

この貧血の症状ですが、実はうつ病の症状に似ているのです。もちろん、貧血とうつ病は全く違う病気です。

うつ病は、精神的な病気ですが、精神的にダメージを受けすぎると、めまいや立ちくらみなどの症状が出てしまうのです。

貧血とうつ病が似ていること自体は問題がありませんが、それによって様々な問題が生じる場合もあるのです。

貧血の初期症状は軽いものが多いものの、心臓には負担がかかってしまうため、放置することで様々な心臓の病気を誘発する可能性があり、最悪の場合、命に関わることもあります。

そしてうつ病は、多くが会社などのストレスによるものです。そのため、うつ病で働けなくなった場合には、労災などの対象にもなります。

しかし、貧血とうつ病の症状が似ていることで、この二つが間違われてしまうこともあり得るのです。

実際は貧血にも関わらず、うつ病と診断され、貧血を放置することになってしまう場合があります。貧血の放置は恐ろしいことです。

なので、まずは自分自身でうつ病か貧血かを確認してみましょう。貧血の場合は突発的に症状が起きるだけですが、うつ病の場合は常に気分が落ち込んだ状態になります。この気分の状態を見極めることで、間違えて診断されることを防ぐことができます。