貧血と痔
痔で貧血になる
貧血は様々なことがきっかけで起きます。多くは出血が伴う場合ですが、なんと痔でも貧血になることがあるのです。たしかに痔でも出血することはありますが、大量に出血するわけでもなく、大したことはないと思いがちです。しかし、痔がきっかけで貧血になることはよくあり、なると意外と厄介なのです。
では、痔による貧血はどのようにして起き、どのような点が厄介なのでしょうか。
痔の出血が貧血の原因
痔には、いぼ痔や切れ痔などがあります。どちらも出血を伴いますが、それほど大量の出血をするわけではありません。そのため、貧血の原因にはなり得そうにはありません。しかし、この出血が貧血につながるのです。
痔での出血は少量です。しかし、痔を長年患っている場合、長期間にわたって出血を繰り返すことになります。そのため、少しずつ血液の量や赤血球などの成分が減っていき、貧血状態に陥ってしまうのです。
このように、少量の出血が長期間にわたって起きた場合の貧血は、少しずつ貧血の症状が出るため体が慣れてしまい、自分では貧血に気付きにくくなります。これが厄介なポイントです。
便秘などの解消が基本
いぼ痔や切れ痔は、下痢や便秘などが原因で起きる場合があります。痔は治らない限り出血をし続けるため、痔の改善が貧血の改善につながります。そのためには、まず下痢や便秘を解消することが基本になります。
特に女性は便秘で悩んでいる人が多くいます。そういった部分でも、女性の方が貧血になりやすい理由になっているのかもしれません。
便秘は特に解消しにくいものですが、食生活を整えるなどして、少しでも早く便秘を解消することが、ひっそりと近寄ってくる貧血を撃退する最も良い方法です。
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