貧血が原因となる病気
貧血は全身の影響を及ぼす
貧血は血液に関する病気で、軽い症状が出るだけでそれほど重い病気ではないと思っている人が多くいます。
しかし、貧血は体全体が酸素不足になって症状が出ます。体の器官や細胞は、酸素を取り入れながら活動しています。そのため、酸素がなくなることで本来の働きが出来なくなり、さらには病気などにもなりやすくなります。
貧血は単に血液の病気ではなく、全身に影響を及ぼす病気なのです。
心臓に負担がかかる
まず貧血で最も強い影響を受けるのが心臓です。心臓は全身に酸素の含んだ血液を送り出すポンプの役割をしています。
貧血になると全身が酸素不足になるので、心臓は全身に酸素を送ろうとして、普段の数倍の活動をします。しかし、それは心臓に負担がかかってしまうことです。
なので、貧血の症状を長期間放っておくと、心不全や心疾患、さらには心停止などになる可能性もあります。
妊娠できなくなる
貧血の主な原因は鉄分不足ですが、鉄分不足は貧血を起こすだけではありません。女性の場合、鉄分不足により卵巣も影響を受けてしまいます。
また、妊娠をしやすくなるホルモンが分泌されることで妊娠をするのですが、そのホルモンが分泌されにくくなってしまい、妊娠が出来なくなってしまうのです。
貧血は女性に多い病気。その貧血が影響して女性特有の病気も発症してしまうので、女性は注意が必要です。
味覚に変化が起きる
貧血になると氷が食べたくなるという話を聞くかもしれませんが、これは味覚に変化が起きている症状の一種です。
人間の舌は様々な味を感じることが出来るようになっていますが、それだけ繊細だとも言えます。貧血になると舌の細胞も酸素不足になり、味を感じる機能が低下。味覚障害や味の感じ方が変わるなどの症状がでます。
これにより、土などを食べてしますという人もいるほどです。
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