貧血と熱中症
熱中症(昔は熱射病と言われていました)に起こる症状と、貧血の症状の違いはあるでしょうか。
貧血と熱中症の違い
あまりにも外気温が高くなると熱中症になり、めまいや吐き気が起こる場合があります。しかし貧血になりやすい人は、貧血による症状なのか、熱中症による症状なのかが分からず、対処法に困ってしまうケースがあります。
貧血でも熱中症でも似たような症状を起こしますが、対処法が全く異なり、間違った対処法を取ってしまうと症状を悪化させてしまう可能性があります。
その為、貧血なのか熱中症なのかを判断する基準が必要となります。
どちらかを判断する基準は体温にあります。
熱中症の場合は体温が高くなり、汗を大量にかきます。しかし貧血の場合は体温が下がり、寒気を感じます。その為、判断するには体温が重要となります。
熱中症の場合の対処法
もし体温が高くなり、汗を大量にかいている為に熱中症だと分かった場合は、日陰にゆっくりと移動し、スポーツドリンクを飲んで休む事が大切です。もしスポーツドリンクが無ければ、塩と水を摂取する様にしましょう。スポーツを日頃行う趣味を持っている人の場合は、スーパーやドラッグストアで購入できる「塩飴」という塩分が入った飴と飲み物を常に持ち歩くようにしましょう。
また、貧血の場合は体を暖めるように応急処置を行いますが、熱中症の場合は体を冷やす必要があります。その為、タオルを冷水で濡らした物を首にかける、風を団扇などで送る等の処置が必要です。
すぐ側に建物があれば、体を動かせる状態であれば移動し、エアコンの涼しい風を当てる等を行って体温を下げましょう。もし動けない状態の場合は、無理に体を動かさずに、水分と塩分の補給を行うようにしましょう。
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