溶血性貧血とビタミン
ビタミンEが不足することで溶血性貧血が起きる
溶血性貧血は多くの場合、自己免疫が異常を起こして赤血球を破壊することで起きます。しかし、決してそれだけが原因ではなく、他にも様々な原因があります。
その中の一つに、ビタミンE不足が挙げられます。では、ビタミンEが不足するとどのようにして溶血性貧血が引き起こされるのでしょうか。
身体は酸化していく
ビタミンEが不足することによって起きる溶血性貧血には、身体の酸化が深く関係しています。
物質は酸素に触れると酸化していきます。これは食品にも起き、酸化することで味が劣化していきます。
酸化は食品などの物質だけでなく、人間の身体にも起きます。年齢を重ねると身体の酸化が進んでいくため、酸化を食い止める必要があります。これをアンチエイジングと呼びます。
身体が酸化していくと、赤血球の膜にも影響を与え、膜が破壊されることで溶血が起きてしまいます。酸化は身体の中でも赤血球の膜が最も影響を受けやすいため、溶血も起きやすいのです。
ビタミンEは身体にとって不可欠
では、なぜビタミンEが必要になるのかというと、ビタミンEには抗酸化作用があるのです。
抗酸化作用は酸化を食い止める作用であり、ビタミンEを摂取することで身体の酸化を止めることができます。そのため、ビタミンEが不足すると身体の酸化が進み、最も影響を受けやすい赤血球の膜が破壊されて溶血性貧血が引き起こされることがあるのです。
ビタミンEの不足は溶血性貧血の原因になるだけでなく、身体全体の酸化にもつながるものです。
ビタミンEは植物性の油に多く含まれており、マヨネーズなどの調味料からも摂取できるので、普段から積極的に摂取するようにしましょう。
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