溶血性貧血と脳出血

溶血性貧血と脳出血

溶血性貧血と脳出血

溶血性貧血と脳出血の関係

貧血の一種である溶血性貧血と、死亡率が非常に高いことでしられる脳出血。どちらも血液にかんする病気ですが、関係はあるのでしょうか。

 

実はこの2つには因果関係はありません。これは管理栄養士の試験問題にも出題されているもので、血液に関係するものであるため、因果関係があるのではないかと思ってしまう人もいるようです。

 

しかし、それぞれの病気について詳しく見ていくと、関係がないことはわかります。

 

溶血性貧血は赤血球が破壊される病気

溶血性貧血は赤血球が破壊されることで数が減少し、貧血症状を起こしてしまう病気です。赤血球が破壊される経緯は様々あります。多くの場合は自分の身体に備わっている免疫力が赤血球を攻撃してしまい破壊されるものです。それ以外にも、薬剤や病気などが原因で発症する場合もありますし、外部からの物理的なダメージによって赤血球が破壊される例もあります。

 

しかし、原因がはっきりとわからない症例も少なくはありません。

 

脳出血は血管がもろくなることで発症する

脳出血はその名の通り脳で出血が起きる病気です。脳出血の原因は高血圧や動脈硬化であり、これらが進行すると脳の血管がもろくなり、血液の圧力に耐えきれずに破裂してしまいます。

 

その結果、脳に出血がおきてしまい、激しい頭痛やめまい、意識障害などを起こします。死亡率が非常に高く、命に別状はなくても後遺症が残る場合も多い病気です。

 

このように、溶血性貧血と脳出血は、血液の病気だという共通点はありますが、どちらかが発症することで、もう一方が引き起こされるということはありません。

 

もちろんどちらも同時に発症する可能性もありますが、非常に確率は低いでしょう。

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