鉄芽球性貧血の予後

鉄芽球性貧血は一般的な鉄欠乏性貧血と比較すると特殊な貧血ですが、予後はそれほど心配する必要のないものです。

原因こそ、鉄分を利用できないことによるものですが、症状は貧血症状ですし、早期にきちんとした治療を受けることで完治する病気です。

しかし、遺伝によるものの場合は難病指定されており、治療方法もありません。輸血による治療は行われるものの、輸血では完治しません。

遺伝による鉄芽球性貧血は幼児期以降に発症します。子どもが鉄芽球性貧血を発症した場合には遺伝によるものを疑います。なぜなら、子どもで鉄芽球性貧血を発症する確率は極めて低いからです。しかし、遺伝性の場合は診断が非常に難しく、様々な視点や遺伝子検査などで最終的な診断を下します。

また、小児の鉄芽球性貧血は発症の確率が低いためにきちんとしたデータが少なく、予後に関しては不明となっています。

子どもの鉄芽球性貧血は危険だという認識をしておきましょう。

鉄芽球性貧血は大人が発症する後天性のものであればそれほど心配する必要はありません。もちろん病院できちんと治療を受ける必要はありますが、的確な治療さえ受ければ問題ありません。

しかし、子どもの場合には予後も不明であり、難病である場合もあります。鉄芽球性貧血は貧血の一種ではありますが、病気には違いなく、貧血の中でも特殊で厄介なものです。

子どもの場合は症状を訴えることも難しいため、親がしっかりと子どもの様子を見て、不審な点があれば病院に相談しましょう。

また、親が鉄芽球性貧血を患っている場合には、遺伝している可能性もあるため、定期的な検査を受けることも、子どもを守るのには有効です。