鉄芽球性貧血とビタミンB6
鉄芽球性貧血は先天性と後天性がある
鉄芽球性貧血は貧血の一種ですが、これは先天性と後天性があります。
先天性はいわゆる親からの遺伝によるものです。それに対して後天性は、生きていく中で、様々な外的な要因から影響を受けることで発症します。
多くの場合は薬剤による影響ですが、栄養素が不足することでも発症し得ます。その栄養素とはビタミンB6です。
ビタミンB6が不足することで発症する理由
なぜ、ビタミンB6が不足することで鉄芽球性貧血を発症するのでしょうか。
鉄芽球性貧血は主に貧血症状を引き起こしますが、それは赤血球やヘモグロビンが減少しているからです。
特に重要なヘモグロビンは主にタンパク質と鉄分から作られます。この時に鉄分が不足するとヘモグロビンが作られなくなります。これが鉄欠乏性貧血です。
しかし、鉄芽球性貧血の場合は、ビタミンB6が不足することでタンパク質が作られなくなり、結果としてヘモグロビンも作られなくなるのです。
これが、ビタミンB6が不足することで鉄芽球性貧血を発症してしまう理由です。
ビタミンB6を摂取するように心がけましょう
貧血対策に鉄分を摂取する人は多いと思いますが、いくら鉄分を摂取してもビタミンB6が不足してしまえば、より厄介な鉄芽球性貧血を発症してしまいます。
ビタミンB6は主にマグロやカツオと言った魚や牛肉、鶏肉、牛レバーなどに多く含まれています。
鉄芽球性貧血の原因はビタミンB6が不足することだけではありませんが、普段からビタミンB6を摂取しておくことで、鉄芽球性貧血の発症する確率を下げることは可能です。
魚や肉は決して食事に取り入れることが難しい食材ではありません。普段からの食事に注意しましょう。また、無理なダイエットも控えるようにしましょう。
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