鉄芽球性貧血で黄疸が出る場合

鉄芽球性貧血で黄疸が出る場合

鉄芽球性貧血で黄疸が出る場合

鉄芽球性貧血の主な症状は貧血症状

鉄芽球性貧血は鉄分をうまく利用できないことによりヘモグロビンが作られない病気です。

 

鉄欠乏性貧血は鉄分が不足することで発症するのに対し、鉄芽球性貧血は鉄分が不足していなくても発症するという大きな違いがあります。しかし、結果としてヘモグロビンの数が減少するため、症状は同じめまいや動悸、頭痛といった貧血症状となります。

 

軽度の黄疸が出る場合もある

鉄欠乏性貧血と鉄芽球性貧血では症状が同じですが、違う症状もあります。それが黄疸です。

 

黄疸はヘモグロビンからできるビリルビンと呼ばれる物質が原因で起きます。鉄芽球性貧血もヘモグロビンに影響を与える病気であるため、黄疸が出るのです。

 

黄疸は眼球が黄色掛かったり、皮膚が黄色っぽくなったりという風にして表れます。しかし、鉄芽球性貧血の場合に起きる黄疸は軽度なものです。

 

鉄芽球性貧血を見極める手段の一つ

鉄芽球性貧血は症状が一般的な貧血と同じであるため、見極めが難しいものです。また、貧血症状だけであれば、たいしたことはないと放置してしまう人もいるでしょう。

 

しかし、鉄芽球性貧血の症状は貧血症状だけではありません。鉄芽球性貧血では鉄分がうまく利用できないため、余分な鉄分は身体に残ります。その鉄分が原因で糖尿病や心不全に発展することもあります。

 

使われなかった鉄が身体に溜まり過ぎてしまう前に、鉄芽球性貧血の治療を行うべきです。

 

鉄芽球性貧血は初期症状こそ貧血と変わりがなく見極めが困難ですが、見極める手段として黄疸があります。もし貧血症状に合わせて黄疸も出ているようであれば、鉄芽球性貧血である場合も疑われます。

 

黄疸は軽度なものですが、決して見落とさずに、病気を見極める手段にしてください。

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