貧血で精密検査が必要な場合
貧血が酷く鉄剤を飲んでも改善しない人や、通常の血液検査を行ってもヘモグロビンの濃度や鉄分量等に問題が無いのに重度の貧血症状が出ている人、自覚症状が無いのに医師から何かの病気を疑われている人は、精密検査を受ける事になってしまう場合があります。
貧血での精密検査
精密検査を行うにはどんな病院の何科に通えば良いか、費用はいくらかかるか、どんな内容なのかと心配な事は多くあると思います。
まず血液の精密検査は主に内科で行われます。費用は健康保険が適用される為、3割負担となる為、検査と鉄剤等の処方箋を合わせて3,000円程度と考えても問題はありません。
検査自体は採血によって行われ、その結果によって他の検査を受ける必要が出てきたり、もしくは鉄剤を処方されるだけで終わってしまう場合もあります。
精密検査では以下の数値が検査されます。
- 赤血球数
- ヘモグロビン濃度
- ヘマトクリット値
- 白血球数と血液像
- 血小板数
- 血清鉄
- 出血時間
- プロトロンビン時間
- 活性化部分トロンポプラスチン
これらを検査して、何かの病気にかかっていないかを調べます。詳細は「■原因不明の貧血」を参照してください。
もし重大な病気にかかっていて、それがきっかけで貧血の症状が出ている場合もある為、もし医師から精密検査を受けた方が良いと言われた場合は素直に従って、精密検査を受けるようにしましょう。
どんな病気であっても「早期発見」という事は大切です。
日常生活で鉄分や各種ビタミンとたんぱく質をきちんと摂取しているにも関わらず、貧血症状が起こるようであれば、自分から医師に精密検査を依頼する事も大切です。貧血の症状の原因が鉄分やビタミンの摂取量の問題ではなく、その他の病気のサインである可能性があるからです。
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