貧血と輸血

貧血と輸血

貧血と輸血

貧血である場合、簡単に言ってしまえば体を巡る血が足りない為に症状が起こっているとも言えます。では、貧血の人が輸血を行なった場合はどうなるでしょうか。

 

貧血の人が輸血を受ける場合

もし重症の心不全になっている場合、鉄分の吸収が上手く行かず貧血症状を起こしてしまう事があります。その場合は輸血を受けて赤血球やヘモグロビンを補わなければいけない状態になります。

 

また、白血病を治す為の抗がん剤の投与が元で貧血を起こしている場合でも輸血をする必要があります。

 

また、再生不良性貧血の場合も赤血球が減少している為、輸血を受け、尚且つ再生不良性貧血そのものの治療をしなければいけません。

 

また、以上の様な重大な病気以外にも栄養失調で重度の貧血を起こしている場合や何かの事故で出血をした場合も輸血をする必要があります。

 

輸血の副作用

たまたま血液型が一致している全く関係の無い他人の血を輸血する事になるので、副作用が気になる人も多いと思います。しかし副作用は滅多に起きません。副作用が起きるとすると発熱、寒気、皮膚の発疹等で、輸血後にすぐに現れる症状です。輸血の際は医師や看護士がしっかりと看ていますので、あまり心配をする必要はありません。

 

輸血の費用

輸血を行う場合、赤血球の輸血(照射赤血球液)と血小板等の成分(照射濃厚血小板)の輸血では費用が変わります。しかしどちらも健康保険が適応されますので、3割負担となります。

 

3割負担を適応すると、赤血球の輸血は17,000円前後(280mlの輸血の場合)、血小板の輸血は80,000円前後(200mlの輸血の場合)位になります。

 

輸血の費用については病院で多少異なる為、費用が気になる場合は医師や病院のスタッフに確認を行っておくと良いでしょう。

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