貧血の治療期間

貧血の治療期間

貧血の治療期間について

貧血の鉄剤摂取の治療期間

鉄剤を服用するようになってから、効果が表れるまでには約2か月〜3か月程度かかると言われています。また、服用してから貯蔵されるまでにさらに1か月〜3月程摂取することで体内に貯蔵鉄として蓄えられることから、おおよそ6か月程度の治療期間を必要とします。

 

基本的には体内にある鉄分のうちの30%程度が貯蔵鉄となっています。

 

身体の中に存在する70%程度の鉄がなくなると、この貯蔵鉄を利用するために直ぐに鉄欠乏性貧血になる事はありませんが、貯蔵鉄に予備がなくなると常に貧血を起こすようになり、鉄剤などの服用をする事になるわけです。それを考えた場合、効果が表れる2〜3か月だけではなく、貯蔵鉄を蓄えておく期間も含めた期間が治療期間だと考えなければいけません。

 

また、鉄剤の摂取が終わった後も鉄欠乏性貧血にならないように、鉄分の摂取や吸収率をを考慮した食事療法を続けていくことが、再発の防止に繋がります。

 

貧血の鉄剤注射の治療期間について

基本的には過剰摂取にならない量と頻度で注射を行います。過剰摂取を抑えるため、フェリチンという鉄不足にる指標をチェックしながら投与することが一般的になります。

 

静脈投与する場合に、10本程度で回復するようであれば、基本的に鉄の過剰摂取による副作用(肝障害)は問題ありませんので毎日投与してももんだいはありません。それ以上の鉄剤を打つ場合には、鉄剤の投与の副作用として肝臓に沈着することにより肝臓が悪くなってしまいます。

 

どのみち、鉄剤の注射の場合にはどれくらいの本数を打つのかという事や貧血の度合いによって治療期間が異なってくるため、医師の指示と判断のもとに行う事が大切になります。

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