巨赤芽球性貧血が悪化する場合
巨赤芽球性貧血はビタミンB12不足が原因
赤血球が大きくなり壊れやすくなることで血液中の赤血球が減少してしまい、貧血の症状が出てしまう巨赤芽球性貧血。
これは、ビタミンB12などの栄養素が不足することで細胞分裂がうまくいかなくなってしまい発症するものです。
ビタミンB12は食事から簡単に摂取することができるため、日本人の発症率は低いとされていますが、ダイエットなどで野菜ばかりを食べている場合などはビタミンB12が不足してしまうこともあり得ます。
手足の痺れなどの症状が出る
巨赤芽球性貧血はビタミンB12が不足することで発症する病気でした。赤血球などの血液中の成分が減少していくため、めまいや動悸といった貧血症状はもちろん、舌の表面がツルツルになり、舌に痛みを感じるといった症状も表れることがあります。そしてビタミンB12が減少することで、手足に痺れを感じることもあります。これは、ビタミンB12が神経系を正常に働かせる効果があるためです。
巨赤芽球性貧血は実に様々な症状が表れる病気なのです。
悪化した場合の症状
巨赤芽球性貧血は、発症してから放置するなどしていると、もちろん症状が悪化します。症状が悪化した場合には、貧血症状はさらにひどくなり、舌の症状は味覚障害などに発展します。
そして、手足の痺れもひどくなり、体を動かすことができなくなったり、意識が混濁したり、さらには精神障害になる恐れもあります。
巨赤芽球性貧血は貧血の一種ではありますが、ただの貧血ではありません。悪化すれば貧血とは思えない症状にも発展することがあるため、自覚症状が出た場合には速やかに病院に行き、検査を受けるようにしましょう。また、初期の症状は自覚症状として表れにくいので、定期的な検査も効果的です。
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