巨赤芽球性貧血と亜鉛

普段の食事で亜鉛を摂取しているでしょうか。おそらく、亜鉛を意識して摂取しているという人は少ないのではないでしょうか。

亜鉛は主に男性が摂取すべき栄養素ですが、女性ももちろん必要です。妊娠の際には亜鉛も多く使われます。

また、亜鉛が不足することで様々な症状が起きます。意外にも亜鉛は身体にとって重要な栄養素なのです。

それでは、亜鉛が不足することでどのような症状が表れるのでしょうか。

亜鉛が不足することで起きる症状には様々なものがあります。

まず、亜鉛欠乏性貧血を起こします。一般的な貧血は鉄分が不足することによる貧血ですが、亜鉛が不足することでも貧血を起こすのです。

また、味覚にも影響を及ぼします。味覚障害であったり、違った味に感じたりします。

さらに子どもにとっても亜鉛は重要なもので、亜鉛をきちんと摂取しないと成長障害を引き起こすこともあります。

このように、亜鉛は人間にとって非常に重要なのです。

上記の味覚障害や貧血の症状を感じた場合、亜鉛の不足を疑うこともできますが、実は巨赤芽球性貧血である場合もあります。

亜鉛の不足と巨赤芽球性貧血の症状には共通点があります。まずその名の通り貧血の症状を起こします。これは赤血球が壊れてしまい、数が減少することで、貧血の症状が引き起こされます。

また、味覚障害も共通の症状です。巨赤芽球性貧血の場合は味覚障害だけでなく、舌の痛みを感じることもありますが、人によっては痛みを自覚しないこともあります。

このように亜鉛不足と巨赤芽球性貧血には共通点があるため、貧血症状と味覚障害が出た場合には、亜鉛不足だけでなく巨赤芽球性貧血も疑いましょう。