貧血の種類を診断
貧血の主な原因は鉄分不足
貧血には実は様々な種類があります。ですが、だいたいの貧血は鉄分不足が原因です。
鉄分は血液中の赤血球やヘモグロビンを作る際に必要となります。なので、鉄分不足になると、赤血球やヘモグロビンの数が減り、体中に酸素を行き渡らせることが出来なくなってしまいます。そうすると体全体が酸素不足になり、貧血の症状がでるのです。
この場合は、血液中の赤血球やヘモグロビンの数が影響しているため、血液検査で診断をすることができます。
脳貧血という貧血もある
貧血には鉄分不足だけでなく、脳貧血という貧血もあります。
これは、体の一か所に血液が集中してしまうことで起きます。一か所に血液が集中すると、脳をはじめとした箇所の血液が不足してしまいます。脳の血液が不足すると、めまいや立ちくらみなどの貧血の症状が出ます。
この場合は、血液検査でも診断することが難しく、血圧の検査などで診断をすることができます。
早急な対処が必要な貧血
貧血はありがちな病気だと思われがちですが、実は恐ろしい病気です。
それが、鉄分不足でも脳貧血でもない貧血です。貧血の中には原因が不明で、早急に対処しなければ、体に別の悪影響を及ぼすものもあります。
鉄分が不足することで起きる貧血も脳貧血も、それ以外の貧血も、原因は違いますが症状は非常に似たものになります。そのため、症状だけを見ればただの貧血と感じてしまい、放置しがちです。
しかし、実際は早急な対処が必要だった場合、手遅れになってしまう危険もあるのです。
ですので、貧血の症状が出た場合は、自己診断をするのではなく、病院できちんとした診断を受け、原因や貧血の種類をしっかりと把握し、的確な治療を受けることが、体にとって大事なことです。
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